美食学研究報告

日本料理の次世代への継承と、更なる発展。日本料理を未来に繋ぐ。

【基本の和食】美味しい七草粥の作り方【生の米からお粥を作る】

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どうも、あとむら(@gastronomy_work)です。
1月7日は「人日(じんじつ)の節句」です。
人日の節句という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、七草粥を食べる日として定着していますね。

お粥についての周辺知識

「お粥」の語源

元々、「かゆ」とは炊いた米の事を指す言葉でした。いわゆる、現代の「ごはん」です。
一方、蒸した米のことを「強飯(こわめし)」と言いました。これは現代でも「おこわ」という言葉で残っています。

炊き粥と入れ粥

生の米から作るのを炊き粥
一度炊いた米に水を足して作るのを入れ粥と言います。

一般的に家庭では「お粥」と言えば入れ粥のほうをイメージされると思います。
しかし、炊き粥のほうが米の旨味が凝縮されて断然美味しいです。

お粥の作り方

今日は炊き粥で七草粥を作ってみました。

お米の研ぎ方は普通に研いでもらって大丈夫です。

鍋に米1カップに対して水5カップを入れて火にかけます。

沸騰したら塩を一つまみ入れて、火を弱めて蓋をズラします。

そのまま30〜40分コトコトと炊けば、普通の炊き粥です。

今回は七草粥ですので、お粥を炊いている間に七草を水で洗って刻みます。

長時間火にかけると、緑色が飛んでしまいますので、火を止める5分前にお粥の中に入れます。
火が通れば、器に盛り付けて完成です。