美食学研究報告

日本料理の次世代への継承と、更なる発展。日本料理を未来に繋ぐ。

日本料理の未来を考える

調理技術の上達は才能より努力である

新人調理師の皆様へ どうも、あとむら(@gastronomy_work)です。春ですね。そろそろ職場にも学校を卒業したばかりの新人の方が入ってくる頃で無いでしょうか。同じ職場でスタートをした人の間でも、1年後、2年後、3年後と年数を重ねていくうちに技術の差が…

【料理人と暴力】料理長が勘違いしてはいけない3つのポイント

料理人と暴力 悲しい事実ですが、日本料理の一部の職場では日常的に大声で怒鳴ったり、殴ったりするような人がいます。 数年前にはとある東京の有名な料理店の主人が、従業員の見習いの人に暴行して睾丸を破裂させたという事件がヤフーのトップになったりし…

日本料理の世界の「厳しい」「辛い」とパワハラは全く別の問題

「厳しい」ということパワハラとは違います 料理の世界で働くことは「修行」などとも形容されます。特に和食の板前なんていうと、どうしても「厳しい」とか「辛い」というイメージがついて回ります。他のフレンチや中華の料理の仕事をしている人に話を聞いて…

物凄いスピードで変化していく時代に、日本料理の世界はどうするべきか

柔道と相撲 柔道と相撲はどちらも日本で生まれた伝統的な格闘技であり、スポーツです。しかし、現代社会では全く違う状況下に置かれています。柔道は世界でも人気のスポーツで、オリンピックの種目になっており、世界中で本気で金メダルを目指す人が沢山いま…

「ロボットに奪われる仕事」について思う事

もはや人間はコンピュータに勝てない 「ロボットに奪われる仕事」なんて事を言うと、抵抗がある人もいるかもしれません。 しかし、ロボットやAIの進化は、人間に勝つのは絶対不可能と言われていた囲碁や将棋では世界のトップに勝つようになりました。 また、…

「地図」を見るのはやめて「コンパス」を持とう

ネガテイブなイメージの料理の世界 日本料理の板前の世界というと、どんなイメージを抱かれるでしょうか? 「厳しい」「しんどい」「辛い」「修行」 こんな言葉が並ぶ方も多いのでは無いかと思います。最初は雑用&洗い物ばっかり、すぐに怒鳴られるし、殴ら…

僕は「親指」を作りたい

人間は猿から進化したことは誰でも知ってます。では、猿が人間に進化した原因を知っている方はいらっしゃるでしょうか? 一説には「親指」の存在だと言われています。親指があったからこそ、色々な道具を使いこなせるようになったり、木に登れるようになった…

世界の名物 日本料理

日本料理を代表する店のひとつである吉兆の創業者の湯木貞一が「世界之名物 日本料理」という言葉を残しています。その言葉から数十年、疑うことなく、日本料理は世界に誇れる文化だと思います。それを絶やさないようにするのが我々の役目です。 だが、しか…