「西野亮廣講演会 in 京都 両足院」に参加して感じた3つのこと
西野亮廣講演会
どうも、美食学研究員 あとむら(@gastronomy_work)です。
先日、キングコング西野亮廣さんの講演会に参加させていただきました。
主催は料理屋さん。開催地は寺。
京都の御所南の料理屋の「竹ざき」さんの三周年記念イベントです。
竹ざき - 烏丸御池/割烹・小料理 [食べログ]
(公式サイトが見つけられなかったので、食べログのリンクですいません。)
非常にしっかりとした仕事をされる御主人と、お美しい女将さんの二人で切り盛りされているお店です。
(夜のみ営業。要予約です。)
講演会の開催場所は建仁寺の両足院。
現在、特別拝観中。
庭園の手入れが行き届いており、とても美しいです。
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料理屋の周年イベントでお寺でキンコン西野さんの講演会っていうのが斬新なアイデアですね。
最近のキンコン西野さんと言えば、『革命のファンファーレ』などを読まれた方なら既にご存知かと思いますが、「時代の変化に逆らうな!時代に合わせて自分をアップデートしろ!」という内容の主張を繰り返しされています。
いきなり失礼ですけども、今回のイベントを企画した「日本料理屋」と「お寺」という業界って、一般的な感覚で言えば一番「アップデート」っていう言葉から遠い所にあるように思います。
(以前、友人の寺の息子と酒を飲みに行ったとき「仏教界は鎌倉時代から同じことばっかりで、そろそろアカン!」と言っておりました。)
あんまり変化が少なそうな業界で、こういうイベントが開催されること自体が奇跡です。
逆説的かもしれませんが、旧態依然とした変化の少ない所にいるからこそ、変化の必要性を感じる才能を持った人が出て来るのでしょうね。
坂本龍馬なんかは、幕末の雁字搦めになった時代に黒船の来航っていうカタストロフィックイベントが起こったお陰で才能が世に出てきた良い例ではないでしょうか。
「竹ざき」さん、「建仁寺 両足院」さん、今後も注目の才能を持った方たちです。
ツイッターの反応が凄かった。
講演会が終わったあと、ツイッターで軽く投稿したところ非常に反応がありました。
キンコン西野亮廣講演会@京都
— 【美食学研究員】あとむら@日本料理 (@gastronomy_work) 2018年6月23日
1時間半あっという間。
西野さんの圧倒的な話術に驚嘆。
断片だけ軽くまとめ
・売る導線!
・ファミコンのカセットを作るな!
・上戸彩は人気があるわけではない!
・全ての仕事には寿命がある!
・天才になれ!
・環境が先!才能は後!
・極端な環境に身を置け! pic.twitter.com/eniwg8CUsV
ツイッターだけでは何のことか自分で忘れそうなので、ブログにまとめてみます。
講演会に参加して考えた3つのこと
内容に関しては、西野さんは今後も講演会などされると思いますので、ネタバレにならん程度に印象に残ってる部分を断片だけ。
感じたことを3つ!
1.ファミコンのカセットを作るな!
面白かったのは「ファミコン」を例えに喋っておられた部分でした。
「ファミコン凄いやん!俺も任天堂みたいになりたい!」って思ったとき、
「面白いファミコンのソフトを作ろう!」という行動を取りがちです。
でも、それでは絶対に任天堂みたいにはなれないんです。
自分が一生懸命に追いかけても追いかけても、成果を出せば出すほど任天堂の利益になるんです。
という話でした。
自分が成長してると思いきや、自分の頑張ったエネルギーを利用して、任天堂はさらに前に進んで行くだけなんです。
料理の世界で言えば、「ミシュランの星」とか、既存の「権威ある料理コンテスト」とかを今から目指すのはイケてないんです。
既にそっちの世界で結果を出している人とか、主催者側の利益になるだけです。
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「ただ大人たちに ほめられるような
バカにはなりたくない」
THE BLUE HEARTS 「少年の詩」
2.全ての仕事には寿命がある
全ての仕事には寿命があります。
これは当たり前と言えば当たり前。
歴史を考えれば明らかなんです。
でも忘れがちなところですね。
ハッキリと言ってくれる人は僕の周りにはいませんでしたね。
例えば、今では当たり前になった「スマホのアプリ開発」なんて仕事、10年前は無かったです。
「コンピュータに奪われる仕事」というのも、よく話題になるトピックです。
肝心なのは「抵抗しちゃいけない」ってこと。
上手く流れに乗ることが大事だということですね。
3.環境が先!才能は後!(天才の作り方)
以前に何かの本で読んだんですが、「人間は与えられたリソースを最大限に活用する」ように脳にプログラムされているらしいですね。
例えば、小学校のときに周りの子より少し勉強が出来る子は、ますます勉強が好きになって成績が上がる。
周りの子よりも走るのが早かった子は運動が好きになる。
周りの子よりも上手くピアノが弾けた子は音楽が好きになる。
こういうことって誰が教育したわけでもないのに、世界中で起こっていることだと思います。
この話の裏返しで、「やらなきゃしょうがない」っていう環境に身を置けば「出来るようになる」という話です。
今までに誰も経験したことのない環境に身を置けば、誰も出来なかったことが出来るようになる。
それって「天才」やん。
何かを"やらない"理由とか、他人の挑戦を"止める"理由に「自分には(あなたには)実力がないから」と言う人。
いっぱいいると思います。
やらなきゃいけない環境に行かないと絶対に出来るようになりません。
環境の変化が先にあって、実力とか才能とかは後からなんです。
他にもたくさんの話題が!
この他にも
みんな大好き「ベ○キー」の話
クラウドファウンディングの正体
行動は環境に支配される
「しるし書店」のこと
矢沢永吉はなぜ天才で居続けられるのか
などと言った興味深い話題が盛りだくさんでした。
非常に濃厚で有意義な時間を過ごすことが出来ました。
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まだ読んでいない方がいらしたら、ぜひ読んでみてください。
「何かに挑戦したい」と思ったとき、前に進める人生って素敵だと思いませんか?
その背中を押してくれる1冊です。
- 作者: 西野亮廣
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「The Clash」のボーカリスト、ジョー・ストラマーは、インタビュアーに「最後に一言お願いします!」と言われたとき、必ずカメラに向かってこう言ったそうである。
「Faight!」
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当ブログでも「お金」の話、連載中です。
事業に関わる「お金」のリアル【プロローグ】
事業に関わる「お金」のリアル【第1話】「金融リテラシーを身に付けろ!」
事業に関わる「お金」のリアル【第2話】「平時の兵法 有事の兵法」
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事業に関わる「お金」のリアル【第4話】「関係者に優先順位をつける」